スッポン太郎贋戯曲家日誌 文月・上


〈七月一日〉
冨田倶楽部第九回集会『桃次郎鬼さん』45分、いつもながらの掌編。でも狭い空間の中での殺陣もあり台詞も良い。役者さんもちゃんと動けてる。ちゃんと見習ねば。
〈七月二日〉
関西ポテトサラダ選手権!「七津屋 あべちか店」いゃあ、どってことないふつーうのポテサラなんです。マヨネーズの味のみだし、入ってるにんじんも少し固いし。でも190円だよ!200円以下!
許しちゃう。
〈七月三日〉
公演まで1年を切ったので本番までの日程表を作ってみる。やることたくさんあるなぁ。でも昔から日程表を作ったらそれでもう安心してしまう性格。(受験とか期末試験の勉強とか)
なんだかもうできた気になった。
〈七月五日〉
仕事帰りに枚方市の街外れの角打ち「八幡屋」へ。大瓶480円、きずし400円、安い。しかし、こんなところにも酔族館旗降ろし公演の仮チラシが貼ってある。恐るべし「しばけん」
〈七月六日〉
関西ポテトサラダ選手権 第4回京橋「明ごころ 中店」まぁ、なんというか、普通のポテトサラダ。京橋で立ち飲みでこの味で330円は少し高い気もするが、ここは手羽元の唐揚げが190円で美味しくお得なので、許しちゃう。
〈七月七日〉
グイン・サーガ146「雲雀とイリス」グイン・サーガ147「闇中の星」よし、一気に追いつく勢い。しかし栗本薫が亡くなったとき「グイン・サーガ」はどうなっちゃうんだろうと思ったけど、五代ゆうの「グイン・サーガ」面白いよ。
〈七月八日〉
関西ポテトサラダ選手権 第5回「屋台居酒屋 大阪 満マル 天下茶屋店」稽古の帰りに寄ったお店。食べログでは2,000円からと書いてあるのに、支払いは一人5,000円。どんだけ飲むねん。ポテサラは350円でボリュームあり
〈七月九日〉
グイン・サーガ148「トーラスの炎」グイン・サーガ149「ドライドンの曙」フフフちゃんと最新刊まで追いついたぜ!!!えっ 外伝???わぁ こちらは栗本薫先生執筆の時から止まってる。
〈七月十日〉
「関心領域」を観てきた。アウシュビッツ強制収容所の映画の中では、強制収容所と壁一枚隔てた屋敷に住む収容所の所長と、その家族の暮らしを描いている。退屈で異様で恐ろしい映画だ。でもその退屈さと異様さと恐ろしさ、ぜひ観てほしい。
〈七月十一日〉
「関心領域」とても淡々と続く映画なのだが、ラスト近くで観客は初めてこの映画が過去を断罪する為に作っているのではなく、現代に、我々に語りかけいることを思い知らされる。そういう意味でも本当に恐ろしい映画だった。
〈七月十二日〉
『三体Ⅲ 死神永生』(上)劉慈欣・著
どないしてくれるねん、寝られへんやったやないか。普通Ⅲまできたらもう少し厭きさすとか、間延びさすとかあるやろ。こんなにごっつい頁数やのにオモロかったら寝られへんやないか。
〈七月十三日〉
『三体Ⅲ 死神永生』(下)上・下合わせて1200頁を3日で読み切った。その間必要最低限の仕事と、必要最低限のアルコール摂取しかしていない。それだけ面白い。アップダウンが激しく厭きることはない。
〈七月十四日〉
関西ポテトサラダ選手権 第6回「赤のれん アベ地下店」350円
個人的な見解ですが、ポテサラの上に追いマヨネーズは不要です。また、ポテサラの横にサニーレタス的なものを添えるのも必要ありません。この店、おでんは美味しいんだけどなぁ。
〈七月十五日〉
『チャーリーズ・エンジェル』はテレビドラマが面白かったなぁ。特にファラ・フォーセット・メジャーズが出てた第1シーズン。本当に綺麗で色っぽかった。当時高校生だったのでドキドキした。写真は我が劇団の『チャーリズ・エンジェル』


