スッポン太郎贋戯曲家日誌 水無月

スッポン太郎贋戯曲家日誌 水無月

〈六月十九日〉
公演まで約一年、なのに戯曲は一応書き上がっている。とても偉い、でも楽しみがない。あとは役者に無茶苦茶な演出をして、あとでボツ!を言うしかない。ヒッヒヒヒ…

〈六月二十日〉
一カ月前、一生懸命集めているのに男優がまだ足らなかった。「仕方がない、ここは俺が出るしかない!」そう思って出演を決意。皆喜んでくれるだろうと思ったら冷たい視線。「演劇を舐めてるのか」と心の声。そんな下手か。下手だけど。

〈六月二十一日〉
次回公演のネタ映画の参考資料本を読む。(という事はあまり芝居とは関係ない)週末はまたまた「未来世紀ブラジル」を見ようっと。

〈六月二十二日〉
ポテトサラダが旨い店は料理が美味い。そこで私スッポン太郎はある調査を行う事にした。関西でポテトサラダが旨い店はどこ選手権!誰か関西で旨くて安い店があれば教えて下さい。京都「たつみ 」なんと280円、美味い。

〈六月二十三日〉
16世紀に入り職人たちはラテン語を捨て、俗語によって印刷、知識を拡げることに成功。ひとつの文化革命となった。ほら、お芝居のようにワクワクするでしょ。

〈六月二十四日〉
3kg痩せた。あと3kgで目標体重。あとは筋肉をつけてゆく。やはり役者は身体である。わあぁ、俺出てへんかったんや。

〈六月二十五日〉
山田池公園を3km走る。半年で20km走れるようにする。やはり役者は身体である。わあぁ、俺出てへんかったんや。

〈六月二十六日〉
5年ぶりにグイン・サーガ。7巻ほど遅れるている。なんとか追いつくぜ!

〈六月二十七日〉
モンティ・パイソン史上最も危ない第2シリーズ13話「女王陛下のモンティ・パイソン」を観る。危険、危なすぎて日本語版もない。こんな芝居をやってみたいと長年思いながら絶対に出来ない事を知る。

〈六月二十八日〉
「安吾さんの太平洋戦争」を読む。坂口安吾は戦争を批判するわけではなく、また協力するわけでもなく、ただ見物していた。ただ一緒に滅びようとしていた。そのような無頼な冷めた目だからこそ、日本人の「狂気」が一番わかっていたのかもしれない。

〈六月二十九日〉
今日もひとり、天王寺「都スタンド」
瓶ビール600円と煮抜き(ゆで卵の事だよ)100円。
酔族館旗降ろし関係者の皆様、これぐらいだと奢りますよ、後は割り勘で。
ただし面倒くさい演劇論は禁止です。

〈六月三十日〉
関西でポテトサラダが旨い店はどこ選手権!
ウメチカ「居酒屋大ざわ」
ウィンナーも入っていてボリューム感がある、これで300円はお得!