スッポン通信 vol.2

スッポン通信 vol.2

 お芝居をちゃんとしようと思うと企画書がいるらしい。
で、その企画書の原案は作演の人が書くらしい。
で、そこにはコンセプトとかテーマとかをちゃんと書くらしい。
苦手なんだよなぁ。だって明確なコンセプトとかテーマとかない事はないけど、書いてしまうとなんだか陳腐化してしまうんだよなぁ。
マーケティング何ちゃらっていう業種の会社に勤めているから、でっちあげるのは得意なんだけど。お芝居に関しては使いたくないんだよなぁ。
で、困り果てて使えそうな宣言文を書いてみました。恐ろしいことに「芸術」なんて言葉も使っています。
『未来世紀天下茶屋宣言』としたのは、酔族館宣言ってしちゃうと本当の酔族館の人に怒られそうですし。天下茶屋宣言ってしちゃうと、行政の街おこし宣言に見られるからです。
では、

未来世紀天下茶屋宣言
 
我々は
長い意味のない人生を抱えながら
意味のない世界に挑戦し
理性の壁と年齢の壁を
打ち破ることを宣言する

絶え間ない無駄な努力と
安酒の力により
嘲笑と驚愕と騒音に満ちた
舞台を創造し
常識の束縛から解放された
筋違いで的外れな演劇で
芸術の境地に
到達することを目指す

さあ 一緒に
荒唐無稽・軽佻浮薄・阿鼻叫喚な
旅に出かけよう

意味はありません。
※写真は日々クリエイティブな作品が生まれる書斎という名の一人飲み部屋