スッポン通信 vol.4

さて、やはりSFはルーディ・ラッカーに限る。
極まればルーディ・ラッカーだ。
なに、ルーディ・ラッカーを知らない⁉︎
それはあかん‼︎‼︎
ルーディ・ラッカー (Rudy Rucker)
アメリカ合衆国の小説家、SF作家、数学者、情報科学者。
サイバーパンクSF、ユーモアSF、ハードSF、数学SFを得意とする特異な作家。
最新の数学理論、物理理論を作品の核とするが、科学解説書も多数執筆している。
哲学者ヘーゲルの5世孫にあたる。
昔、マッドSFの旗手として知られるイアン・ワトソンが、ルーディ・ラッカーの処女長編を絶賛して
「これは本物のマッドサイエンティストが書いたSFだ」
と言ったぐらいだが、難しい理論を駆使したハードSFではない。
だいぶイカれている。
トンチキすぎる。
セックスとドラックと酒。
不道徳とご都合主義と悪趣味。
機械人間と肉人間が混在している世界。
そう、未来世紀天下茶屋は、だいぶルーディ・ラッカーをパクってる。
お話というより、その世界感だ。
ぜひ読んでほしいが、日本ではそのほとんどが絶版になっている。
1980年代半ばは〝マニア好みの曲者作家〟だったが、忘れられてしまったのかも知れない。
有名な長編小説〝ウェア四部作〟の最終巻『Realware』は、翻訳すらされていない。
早川書房さんお願いです。
翻訳本出してください。
〈今日の気づき〉
天才奇人のルーディ・ラッカーと、凡才常識人のスッポン太郎との共通点は全くないが…
誕生日は同じ3月22日だった。






