西区辺境部物語

劇団酔族館旗降ろし公演

未来世紀天下茶屋 最終章
西 区 辺 境 部 物 語 】
WES★ SID★ STO★Y

作・演出/スッポン太郎
製作総指揮/岡野 進

旗降ろし公演終了しました。
本当にありがとうございました。

【あらすじ】
 
長い戦争が終わり、敗戦国になった日本はC人民共和国の占領下にあった。
戦火を逃れた上級国民は地下に逃れ「ツウテンカク」の中でデータとして生存していたが、2等国民たちは相変わらず残存放射能残る地上で暮らしていた。
天下茶屋はその中でも、最も底辺なニクとモノが集まる街。

その旧西成区占領平和自治西区「天下茶屋 愛と平和工廠」跡地では、廃棄物を奪いあう2つのグループがしのぎを削っていた。
一方は老いた肉人間の群れ「シャーク団」。
もう一方は廃棄された合成プラスチックの人造人間の集団「ジェット団」。
その中でジェット団の元頭・戦争屋の〝坂田三吉〟と、シャーク団の頭の妹・保温器の中にいる〝とし子〟は「統一合同河内音頭祭」で出会う。

陳腐な空想科学物語に集まる有象無象達。
イエスを名乗る行政官と三使徒。
ロシア産の家事専用アンドロイド〝パルナス43号〟
毛沢東ジョークで炎上した広報ロボット〝爆弾三勇士〟
セーラー服で踊り狂う中年の売春婦集団〝ネーネーズ〟

年老いたニクや廃棄されたモノ達はまだ夢を見ることが許されるのか。
荒唐無稽・軽佻浮薄・阿鼻叫喚。

劇団「酔族館」の最後の物語が今、始まる

酔族館公式YouTubeチャンネルで予告動画をご覧ください

《YouTubeチャンネル》
 https://www.youtube.com/channel/UC0YL9AtddB4xjthCRJkUhOg


【日時】2025年5月 23日(金) 19:00
         24日(土) 14:00 / 18:00
         25日(日) 11:30 / 15:30
    ・整理券配布60分前、開場30分前

【会場】in→dependent theatre 2nd
 (最寄駅 OsakaMetoro堺筋線恵美須町駅・日本橋駅、南海電車なんば駅)

【チケット料金】前売り・当日 ¥3000 (事前予約制自由席)
 (「CoRichチケット!」にてご予約いただけます
 (予約時に満席の場合、当日券の発券は行いません)

【CAST】
 きく夏海 印藤晃一 中大路雅俊 なかやまやよひ 緑風子 薬丸裕生
 早乙女優 しばけん 笹原にしき あすみらん 井上岬  森のめぐみ 
 必殺 池田直樹 れいもんすずめ アンリ ながさきゆうき 
 しんこもも 草凪のゐ 鎌多洋平 TA E
 
 メリケン小次郎
 
 and more


 オープニングゲスト  谷本誠(民族楽器)
            ミズオチ・アンダスタンディング(パブロック)
            西田晴(クラリネット)with パパイヤ豊作

【STAFF】
 舞台監督・美術  佐野泰広(CQ)
 照明  池辺茜(サファリ・P)
 音響  あなみふみ(ウィングフィールド)
 振付(ダンス・アクション)  しばけん
 演技事務  しばけん・きく夏海
 デザインワーク  中大路雅俊
 衣装  岬恵利乃・三谷恵子
 小道具  柏谷案理・あすみらん
 情報宣伝  笹原にしき・ しばけん・森乱丸・森のめぐみ
 宣伝美術   柊ハリ・中大路雅俊
 制作  薬丸裕生・中山弥生
 制作協力  HIPSTER

 製作総指揮  岡野進

 協力  桝田聖美 水野泰彰 玉津博子 てるてる 天甘ぴぴ
     武田操美 岩橋貞典(オリゴ党) カラ/フル 森一生 JSMOC ふえぶ


未来世紀天下茶屋宣言
 
我々は
長く意味のない人生を抱えながら
意味のない世界に挑戦し
理性の壁と年齢の壁を
打ち破ることを宣言する

絶え間ない無駄な努力と
安酒の力により
嘲笑と驚愕と騒音に満ちた
舞台を創造し
常識の束縛から解放された
筋違いで的外れな演劇で
芸術の境地に
到達することを目指す

さあ 一緒に
荒唐無稽・軽佻浮薄・阿鼻叫喚な
旅に出かけよう


作・演出/スッポン太郎

ご無沙汰しております。スッポン太郎でございます。
大人の事情によりお芝居から離れ、山田池の畔にて静かに暮らしておりましたが、館長より連絡があり「旗を下ろすので最後はお前が書け」とのこと。
ご恩ある館長ですので逆らうこともできず、かと言って久しぶりで書くことのテーマも見つからず、追い詰められた私は過去の作品やテーマ、自分自身の恥ずかしい過去など混ぜこぜにして書いてしまいました。
出来上がったのは随分、阿呆な本。
あまりのお馬鹿さにあわてて劇団の方に
「すいません、すいません、これではだめなので書き直します。 今チェーホフの作品をオマージュした作品を」
と訴えたのですが「アホか」の一言で却下。
このような荒唐無稽、軽佻浮薄な作品が出来上がってしまいました。
どうか「ええ年こいてこいつら、あほやなぁ」と大らかな気持ちで観劇いただければ幸いです。